美味しさの秘密 CAS凍結とは

美味しさの秘密 CAS凍結とは

CAS凍結の特徴

  • 最新技術で
    獲れたての鮮度・旨みをそのまま

    CAS(セル・アライブ・システム:Cells Alive System)は、食品全体を同時に凍結するので凍結時に細胞の組織が傷つかず、解凍後に生き生きとした新鮮な状態に戻ることから名づけられました。
    従来の凍結では不可能だった解凍後の旨味成分や、香りや風味・みずみずしさを保持し、呼子名物のいかの活造りが透明な姿に戻るほどの鮮度を保ちます。解凍時にドリップが出ることもありません。
    医療分野でも用いられている次世代の凍結技術です。

  • 季節や漁獲量に影響されず、
    旬の美味しさをいつでも

    従来の凍結技術は、約半年〜1年が消費期限。解凍後は鮮度が低下していました。しかし、CAS凍結なら最高5年の長期保存が可能で、旬の美味しさを鮮度を保った状態でいつでも供給することができます。
    一般的な魚の流通は季節やその時の漁獲量によって価格や在庫が大きく変動しますが、CAS凍結することによって高い品質で安定的に供給が行えるため、消費者のみなさまにも漁業者にも大きなメリットがあります。

CAS凍結の仕組み

徐々に凍らせる従来の凍結方法と違い、CASでは凍結装置内に磁場を発生させて水分子を細かく振動させながら温度を下げていくことで、過冷却状態に保ちます。そして十分に温度が下がったら、小さな衝撃を与えて一気に全体を凍らせます。この時できる氷は、微小な氷の粒の集まりなので、細胞膜を傷つけることはありません。そのため、解凍後も凍結前の美味しさ、みずみずしさを「限りなく元の状態に近い」まま再現することが可能となります。

従来の急速凍結 CAS凍結 従来の急速凍結 CAS凍結

呼子CASセンターの特徴

呼子CASセンターの最大の特徴は、この優れたCAS凍結技術を最大限に生かせる港に隣接した立地です。
輸送や加工などにかかる時間を最低限に抑えることで、水揚げされたばかりの新鮮そのものの魚介類を、その鮮度を保ったままCAS凍結し、そのままの状態でお届けすることができるのです。

現地でしか食べられない味目当てに多くの観光客が集まる呼子名物のイカの活き造りも、CAS凍結によって鮮度そのままに全国のご家庭にお届けすることができるようになりました。

  • 玄界灘の豊かな漁場から、新鮮な魚介類が次々と水揚げされてきます。

  • 水揚げされた魚介類は、隣接する呼子CASセンターに活きたまま運ばれます。

  • 滅菌海水で洗浄し、衛生管理体制の整った加工場で、鮮度を保つため熟練の作業員が短時間で処理し、袋詰めします。

  • 加工され、袋詰めされた魚介類は、直ちに真空包装されます。

  • 真空包装が終わったものから金属検知器で検査し、安心・安全を徹底します。

  • 短時間でこれらの一連の作業を完了させ、鮮度を保った状態のままCASシステムで急速凍結します。